言葉が出始めたり、身振り手振りを交えてのやりとりが楽しくなってくる1、2歳児。
もっと言葉が増えたらいいな。
本が好きな子になってほしいな。
もっと親子のコミュニケーションをとりたいな。
そんな悩みがある方は、絵本の読み聞かせがおすすめです。
1、2歳児の発達に合ったおすすめの絵本を紹介していきます。
※写真をクリックすると絵本ナビの詳細ページへ飛びます!
絵本の読み聞かせ、何がいいの?
絵本の読み聞かせには、
- 集中力
- 想像力
- 表現力
- 読解力
が身につくと言われており、生きていくために必要な力が絵本を通して養われていきます。
さらには、読み手とのコミュニケーションもとれることで精神的に安定することもわかってきています。
こんないいことばかりの絵本の読み聞かせは、育児や保育にたくさん取り入れていきたいですよね。
そこで、
じゃあ、どんな絵本を読み聞かせてあげよう?
今の子どもの発達や興味に合ったものはどんな絵本だろう?
と、たくさんある絵本の中から選ぶのは大変ですよね。そこで、≪この絵本を読み聞かせすれば絶対こどもの反応が返ってくる!≫という絵本を自信をもって紹介します♪
1、2歳から大人気!発語を促すおすすめ絵本!
保育士、幼稚園教諭の免許を取得し、現役保育士のnekoが1~2歳向けのおすすめ絵本を10冊紹介します。
くだもの
『はい、どうぞ』と繰り返しの言葉とともに、本当に食べられそうなほどリアルな絵で果物が描かれていて、つい“ぱくっ”と食べる真似をしたくなるこの絵本。
また、『皮を剥いたらこんな色なんだね。』『どんな味かな?今度食べてみようね。』などの言葉のやりとりをすることで食育にもつながります。
きんぎょがにげた
丸いフォルムのかわいいきんぎょがいろんなところに逃げてしまうので、上手に隠れたきんぎょを探す絵本です。
探す難易度は易しく、小さな子でも簡単に見つけられるので『どこににげた?』と聞くと『ここ!!』と得意気に教えてくれます♪
たべたの だあれ
こちらも五味太郎さんの絵本で、さくらんぼやイチゴなどを食べた動物の体の一部が変化していて、『たべたの だあれ?』と食べた子を探す絵本です。
1ページずつ動物の数が増えていき、簡単なものからよく見ないとわからないものまであって、子どもたちは夢中になって探してしいます。
食べた子を見つけると「あった!」と、とっても嬉しそうで満足した表情をみせてくれますよ。
おべんとうばこのうた
『これくらいの おべんとばこに♪』子どものころ、一度は歌ったことがあるのではないでしょうか?
リズムに合わせて読み進められるこの絵本は、絵本の読み聞かせが苦手…という方にもピッタリです♪
可愛らしい絵で描かれた食べ物たちには表情があって、ニコニコでお弁当箱に入っていくニンジンさんだったり、転んで泣いてしまうゴボウさんがいたりと細かいところも見て楽しめます。
ゴボウさんのところではいつも「えんえんしてるね」「イタイイタイだね」と心配そうにする娘です。
おべんとうバス
読んでいるとお返事が上手になるこの絵本。
赤いバスにお弁当のおかずが乗り込んでいく際、「ハンバーグくーん」と呼びかけられ「はーい」とお返事が聞こえてきます。
子ども達も一緒になって「はーい」とお返事しながら手を挙げてくれるので、絵本を読みながら自然とコミュニケーションがとれますよ♪
ノンタン おしっこしーしー
当時1歳半の娘が、「しーしーしー、なんのおと♪」と歌って(?)いたり、ぬいぐるみや私のトイレについてきて「おしっこしーしー」と言って、トイレに興味をもった絵本です。
リズミカルな文と、オムツからおまる、トイレへとステップアップしていく様子があり、トイトレを始めようかなと思う時期にピッタリの絵本です。
成功するだけでなく、ノンタンがトイレをしっぱいしてしまいますが、次は成功できてノンタンも嬉しそう。ノンタンだってしっぱいするから大丈夫!次も挑戦してみよう!と勇気づけてくれる絵本です。
はらぺこあおむし
独特な絵の赤い顔のあおむし。保育士になる前に本屋さんで“人気の絵本!”のポップを見かけたとき、≪なんだこの怖い顔したイモムシは…!こんなのが人気なのか!!≫と衝撃的でした(笑)
保育士になり三児の母になった今、子どもたちからの人気に本当だった…!!と痛感しています。
少し文字が多いため、最初から最後までしっかり読み聞かせるには2歳以降がおすすめですが、仕掛けがあり絵もカラフルなので1歳からでも見て楽しめます。
また、この絵本には歌があり、歌を歌いながら読み進めるのもこどもたちは大好きで、保育園では大人気でした。
ちなみに、長女は0歳からはらぺこあおむしの歌を子守歌にして寝かしつけていたので、2歳4か月の今でも旦那が抱っこしてこの子守歌を歌うと寝ます(笑)<はらぺこあおむしの歌=寝る>とインプットされているようです。
うずらちゃんのかくれんぼ
かくれんぼのセリフ、『もう いいかい』『まあだだよ』のやりとりはみんな大好き!
『どこにかくれたのかな』となかなか上手にかくれるうずらちゃんとひよこちゃんを探すのも楽しく、初めて読んだとき、我が子は見つけられなかったです(笑)
途中、雨が降ってきて絵が薄暗くなりドキドキしますが、最後はお母さんが出てきて安心ほっこりできるこのお話は、うずらちゃんたちと一緒に遊んでいるかのようで夢中になります♪
2004年に天皇陛下が撮影されたホームビデオで、当時2歳8か月くらいの愛子様が読んでいる姿が公開され人気にもなった絵本です。(私は知らなかったのですが、職場の園長先生が教えてくれました😂)
長女は1歳半ごろハマり、何度も何度も読みました!おかげでかくれんぼが大好きです♪
おおきなかぶ
「うんとこしょ どっこいしょ」の掛け声が楽しく、繰り返しの内容もとってもわかりやすいため、1歳の子でも楽しめる昔ばなしです。
おじいさん一人が引っ張っても抜けないかぶですが、おばあさんやまごやいぬ…みんなの力を合わせることで大きなかぶがやっと抜け、とっても嬉しそうなおじいさんを見るとこちらも嬉しくなってしまいます。
「うんとこしょ どっこいしょ」と子どもたちも参加しておじいさんたちと一緒になって声を出してかぶを抜こうと楽しんでいますよ♪
まてまてタクシー
こちらは職場の保育園で出会った絵本で、1,2歳児クラスの子どもたちに大人気でした!
主人公のハットさんがタクシーに忘れものをしてタクシーを「まてまてタクシー」と言って追いかけるのですが、その姿が何とも愉快で面白く、こどもたちもニコニコしながら見ていました。
繰り返しがたのしく、大人も読んでいて楽しい絵本です。
まとめ
1、2歳に向けた絵本を紹介しました。どの絵本もわかりやすく繰り返しの文章が多くて、見て聞いて楽しめる絵本になっています!
親子のコミュニケーションをとりながら、繰り返しの言葉の中でお子さんの発語を促すきっかけになれれば幸いです。