保育園のオープニングスタッフ、メリット・デメリット!体験談を踏まえて紹介

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保育士の転職を考えているときによく見かける《オープニングスタッフ募集》の文字。

新設保育園で働くのって実際どうなの…?

どんな雰囲気なの…?

と新設保育園について知りたい方!

新設小規模保育園に勤めて5年目の現役保育士nekoが、オープニングで働き始めて実際に感じたメリットデメリットを紹介していきます。

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なぜ新しい保育園が多い?

昨今の物価上昇による家計の圧迫は凄まじいですよね。

6人家族(夫婦+子ども3人+母)の我が家は、食費から始まり生活必需品の値上げによる出費増額に頭を悩まされています。同じ思いをしている方は少なくないのではないでしょうか。

そこで少しでも収入を増やそうと、共働きを選択する家庭が増えてきています。

でも職を得るには子どもを保育園へ入れなければ困りますね。

だけど経済状況や家庭環境により保育園へ入る優先順位がつけられます。すると保育園に入りたくても定員がいっぱいで入れない、待機児童が増えています。

行政機関である『こども家庭庁』によると、2023年4月1日では待機児童が2,680人いると報告があり、働きたくても子どもの預け先が見つからず働けない家庭がたくさんあることがわかります。

そのため、保育園をたくさん作り需要に合わせていこうと新設保育園が増えているわけです。

そのため、オープニングから働ける場所が多いと思いますが、新設保育園で働くとはどういうことなのか?を実際に働いた経験を元にいいところ、悪いところを紹介していきます。

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メリット

施設が綺麗

新設保育園は施設も新しい場合がほとんどです。備品も含め新品なものが多いため、気持ち良く利用することができます。

個人的には子どもと職員のトイレが綺麗で清潔なところが良かったです。

遊具やおもちゃ、絵本などもすべて新品なので園の名前を付けたり、絵本の補強をしたりと新品だからこその手間はありますが、気持ちよく仕事ができます。

新しいルール決めに参加できる

今まで経験してきた職場で、《もっとこうした方が効率いいのでは?》《こうなったらいいのにな》なんて思いをしたことはありませんか?同僚と変だよねーなんて話していても変わることのない決まり事…

家族で経営していたり、昔からある保育園だと特に、非効率的な謎のルールや暗黙の了解のようなものがあったりしますよね。

何でも1から考える新設保育園にはもちろんそんな謎ルールは無く、積極的に発案していくことで自分の意見も聞き入れてもらいやすくなります。またいろんな園の経験者がよかったところを持ち寄り、より良いルール決めなどが行われていき、働きやすい環境を作っていくことができます。

しかし、『絶対にこう!!』と意見を押し通すだけの積極性では、せっかくの新しい人間関係に《頑固な人なのかも》《自己中心的だな…》なんてマイナスなイメージがついてしまいますので、しっかり周りの意見も聞き入れながら自分の思いも発言していきましょう。

人間関係がみんな0からスタート

系列園で新規開園するときには、系列園からの異動で知り合い同士がいたり、たまたま知り合いがいたなんてこともありますが、大体はみんな”初めまして”な状況なため、グループができていたり、怖い先輩なんて存在がいないのでストレスが少ないです。

実際私の職場も、20代新卒から50代ベテラン保育士と幅広い年齢の方がいましたが、和気あいあいと話しあえて威圧的な上下関係や派閥はなく、居心地がよかったです。

また、1からのスタートを切って一緒に悩み、考えて作り上げていく同僚は信頼関係や絆が深まりやすく、良好な関係が築きやすいです。

キャリアアップしやすい

今まで先輩がいたからやりたいことができない、やりたかったことがある…なんて思う若手の方でも、新設保育園なら積極的に発言、行動していくことで、重要な仕事も任せてもらえたりと様々な経験を積むことができます。

そのため、キャリアを積んで保育士としてのレベルアップを目指す方には最適です。

デメリット

体力・気力の消耗

新設保育園の大きなデメリットは多忙なこと。なんでも1から考え準備していくため、開園までにやることが多くあります。名前やマークを付けり、壁面、部屋のレイアウト、細かなルール、挙げだしたらきりがないほどたくさんあります。

それを転職する方にとっては、今働いているところと掛け持ちをしながら準備を進めることになるかもしれません。

多くの新設園は4月オープンなことも多く、前園の卒園・入園準備、新設保育園の入園準備、と年度末バタバタすることが予想されます。

前の職場と新しい職場で行き来することで体力はもちろん、気遣い等で気力もとても消耗します。

私は前園から育児休暇明けの転職だったため比較的余裕はあったものの、土曜日に子どもを預けて出勤し、新設保育園の準備を何度か行きました。(この時働いた分は、4月の給料に反映してくれました)

前園での予定があって来れない方もいて、行ける人で準備を進めていました。

もちろん開園後も忙しく、全園児が新入園児なため、保育室ならびに園全体が子どもの泣き声でいっぱいになり、既存の保育園よりも、日々の保育で体力・気力の消耗が激しくなります。

より積極性が必要になる

この業界、受け身だけでは仕事になりませんよね。

積極的に子どもと関わり接していく必要があるので消極的な方は少ないかと思いますが、新設保育園では地域の方や保護者、職員間でも積み重ねてきた信頼がありません。より積極的に地域の方、保護者の方、他職員とコミュニケーションをとっていき、信頼関係を築いていく必要があります。

手が回らないほどの忙しい環境の新設園では、自分で考え動くことが大切になっていきます。ただ、自己判断でいいわけではなく、報告、連絡、相談は大切です。

積極的に提案したり、行動していくことがとても大切になってきます。

前例がないため臨機応変さが必要

例えば、子どもが脱臼したなどのトラブルでも、既存園なら対処法や流れがわかっていて皆スムーズに事が進むでしょう。新設保育園ではすべてが初めて。職員同士であたふたしてしまうことも。

行事についても既存園は大体の流れは前例に沿って考えられたりしますが、その前例がないため、開始や終わりの時間決めや行事の流れを手探りで進めていきます。

臨機応変に対応していきながら、少しずつ新設保育園での経験を積み上げていくタフさが必要があります。

まとめ

新設保育園のオープニングスタッフで働くメリット・デメリットを紹介してきました。

オープニングスタッフはとても大変で、体力気力が削られていきますが、その分やりがいはとてもあります。

すべてを1から作り上げていき、この先何十年も続くであろう保育園の土台作りに携われるのはとても貴重な体験になります。

そしてその経験は決して無駄になることはありません。たとえ他業界へ行ったとしても、そこで培ったコミュニケーション能力や臨機応変さはこの先ずっと活きていくでしょう。

私もオープニングスタッフとして働けてとても良かったと思っています。

ぜひ、転職を考えている保育士さんはオープニングスタッフもご検討くださいね!

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この記事を書いた人

すずのアバター すず 30歳。三児の母。

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